Vol.40:毎日がラーメン

全国のラーメン愛好家の間で人気のラーメンアプリ「毎日がラーメン」をご存じだろうか?北海道を中心に人気が出て、その後、数年をかけて着々と全国のラーメンファンの間で拡がっている人気アプリだ!その作業はシンプル。行った店で食べたラーメンの写真を撮って、「毎日がラーメン」に投稿する(記録する)。投稿者は位置情報や店舗情報を通して全国のユーザーさん達と繋がってるような感覚になる。テレビや雑誌、PC離れが進行してる現代、多くの人達が一日の中で最も長く手に持っているのがスマートフォンだ。こういう時代だからこそ、このアプリが必要とされている。そして私が思うには、このアプリの本当の躍進はこれからだと思う。アプリ開発者の方と会う機会があったので、アプリ開発のきっかけや目的、今後の展開などいろいろ聞いてみようと思う。「毎日がラーメン」土門代表にKRK直撃インタビュー! 


- 出身は?

「札幌です。」

 

- ラーメンとは?

「子供の時から『何が好き?』って聞かれたら、いつも『ラーメン』って答えていました。小学校の頃から、日曜とか休みの時は両親がラーメン屋に連れていってくれるって感じでしたね。近所のラーメン屋です。」

- ラーメンに携わる仕事?

「ラーメンは好きでしたが、ラーメンを仕事に絡めるってのは全く考えていませんでしたね。2012年に『株式会社クリア』というアプリ開発の会社を立ち上げて、北海道の情報を発信するようなアプリとか作っていたんです。ずっと一人でしていて、その内、エンジニアの社員が一人入ってきました。たまたま彼もラーメン好きで、それでよく2人でラーメンの話をしていたんです。ある時、『なんで俺たちラーメン好きでラーメンの話ばかりしてるのに、ラーメンのアプリを作っていないんだろう?』って話になって、『作るか?』ってなったのがきっかけです。」

- それから?

「当時、らの道(公式HP)というラーメンイベントが札幌で凄く流行っていて、ちょっと名前をパクらせてもらって(笑)、『らの声』ってアイコンのアプリを作ったんです。」

 

- どんなアプリ?

「それは全国のラーメン店主さんがTwitterでつぶやいてるのを集約して、都道府県別に選択できてってのを作ったんです。でも一ヶ月くらいして『これはユーザーが増えないぞ』って思いました。当時、ラーメン関連のアプリはたくさんあったんです。それで他のラーメンアプリと差別化を図りながら、『本当にラーメン好きが好みようなアプリを作ろう!』って新たなラーメンアプリの企画を練り倒して始まったのが『毎日がラーメン』です。」



- 「毎日がラーメン」とは?

「らの声では参加できない。ただ見るだけだったのでユーザーとしては面白くない。『ユーザーに参加してもらうにはどうしたらいいか?』を考えました。そして気付いたのが、自分のiPhoneのカメラロールの中でラーメンの写真がバーッていっぱい存在していてるけど、全然整理されていない。スマートフォンの写真には位置情報と日時情報があって、それらの情報を使ってラーメン店と紐付けすることによって『簡単に整理できるな』ってことに気が付いたんです。まず『それを基本機能としてアプリを作ろう』って決めました。」

- それから?

「全国のラーメンマニアの人たちが自分の食べたラーメンを『毎日がラーメン』に投稿してくれるようになると、『どこのお店が一番回数が多いか?』とかランキングが分かるようになる。いろんなサイトは点数方式とかでランキングを作っているけど、『毎日がラーメン』では一杯一票のランキング。リアルに『地元民が本当に一番食べてるラーメン屋さんが分かるランキングができるんじゃないか?』ってのが、毎日がラーメンの発想です。」

 

- 現在のユーザー数?

「毎日使ってくださってるのが2000人超。月当たりで1万人超ですね。」

 

- 予想してたより?

「遅いですね。もっともっと増やしたいですね。アプリをリリースした当初はペットとか日本酒を投稿したりするユーザーさんもいたんですよ(笑)。びっくりしましたね。今はもうラーメンばかりですが(笑)。」

 

- 店舗情報?

「ラーメン店の情報は当初、Foursquare(公式HP)ってアプリの無料提供の位置情報を使っていましたが、今は『毎日がラーメン』の独自情報で全国の7~8割のラーメン屋さんを網羅しています。ユーザーさんのおかげです。」

- 宣伝は?

「宣伝はすごい悩ましかったんです。当初はTwitterやfacebookで宣伝したらみんな見てくれて、『ラーメンマニアの間で口コミで拡散していくだろう?』って思ってたんですが、なかなかそれが巧くいかなかったんです。見つけてくれても拡がるまではいかなかったんですよね。」

 

- それで??

「リリースして二ヶ月くらいした頃だったかな?北海道のローカル番組なんですが、テレビ朝日系のテレビ局からメールが来て、『ワイドショーの中でラーメン特集をするので、毎日がラーメンを使わせて欲しい』って話でした。夕方のワイドショーで10分くらいだったんですが、それがきっかけで札幌圏でユーザーさんが増えましたね。そして、それから2ヶ月後くらいに、朝の7時くらいの番組で前回取材してくれた同じものを使って『朝の番組で放送していいですか?』って話がありました。前回の夕方の番組を観てるのは主婦層。この時の朝の番組はサラリーマンが出社する準備で観ている時間帯の放送。その時にユーザーがグワって増えましたね。」

 

- ラーメン店の方からの反応は?

「ラーメン店さんの方も口コミで『毎日がラーメンっていうアプリがある』ってのは拡がっていたようです。たまたま某ラーメン店に食べに行った時に、『「毎日がラーメンってご存知ですか?』って聞いてみると、『知ってますよ』って言ってくださって、『作ってる土門という者です』って挨拶したり(笑)。」


- 店舗用アプリ?

「最初は無かったんです。2015年10月頃ですね。ラーメン店専用の『毎日がラーメン 店舗用』ってのを作りました。」

 

- 目的は?

「我々ラーメン好きは店のSNSで常に情報収集しています。しかし、あのラーメン店はTwitter、あの店はブログ、あの店はFacebook、いろんな所を見ないといけない。一方ラーメン店さん側は、一人でも多くの人に知ってもらって食べに来てもらって、そしてリピートしてもらいたい。『両方のニーズがマッチさせたいな』ってのがきっかけ。」

 

- オリジナルの特別企画は?

「ラーメン店さんからも言われたりするんですが、如何せん、私と社員、二人でしてるのでなかなか手が回らないんですよね~。」

- 都市圏以外のエリアは?

「まだまだ何もできていないですね。定期的にTwitter(公式Twitter)で流したりしてジワジワと増えてきているが、まだまだですね。お店の方にもDM出したりして、少しずつ参加してくれたりって感じです。あとは既に参加してくださってるラーメン店主さんに知り合いを紹介してもらうってとかですね。」

 

- ユーザーとの関わり?

「『毎日がラーメン』の中にグループ機能があって、運営者とユーザーさんがコミュニケーションできるグループを作っています。そこに『要望があったら書いてください』ってことにしています。」

 

- 他のアプリ?

「『毎日がカレー』、『毎日がスイーツ』とかやってるんですが、現状ではそっちはほとんど力をいれることができなくて、今は『毎日がラーメン』だけに集中してやっています。」



- ラーメンはどのくらい食べているんですか?

「最近は少ないですよ。月に10杯くらいですね。歳も歳なんで一週間に五杯以内って決めています。」

 

- ラーメンに対する想い?

「私にとってラーメンとは、生涯付き合っていきたい、付き合っていける良い友です。」



<情報>

■株式会社クリア

公式HP:http://clear-sapporo.jp/app/ramendays/

Facebook:https://www.facebook.com/clearsapporo/

 

(取材・文・写真 KRK 平成28年10月)