Vol.79:世界が麺と味噌で満ちる時


 大阪への陸の玄関口"新大阪駅"にほど近い西中島エリアは、いつの間にか"関西屈指のラーメン激戦区"となりつつある。そして2018年3月8日、新たな注目店が加わった。屋号は"世界が麺と味噌で満ちる時"。阪急淡路の人気店"世界が麺で満ちる時"の2号店だ。

 

 2016年9月頃、私が某イベントの打ち合わせで"世界が麺で満ちる時"丸本店主と話した時、丸本店主が「実は味噌で新店を出そうと考えているんです!」とおっしゃっていたのが、今回、2号店として実現したようだ。あれから何度も試作を繰り返し、やっと納得いくものができたんだろう。軽いPOPな感じの醤油ラーメンが売りの店が、一体どんな味噌ラーメンを提供するんだろう。久しぶりに話す機会を作ってもらえたので、新店についてじっくり聞いてみたい。「世界が麺と味噌で満ちる時」丸本店主にKRK直撃インタビュー! 


- 2号店に味噌を選んだ理由は?

「元々、僕が人類(人類みな麺類)で働いてたのもあるんですけど、同じことをしていても駄目なので何か新しいことに挑戦したいなって思っていました。"世界が麺で満ちる時"は若干、(人類の)二番煎じ感がありましたから。それで今回は味噌ラーメンをしようって思いました。」

 

- 私が丸本さんから「味噌で新店をしたい」って聞いてから、やっと実現したんですね。

「そうですね。やっぱり同じことをしていても仕方がないし、関西では味噌専門店があまり無い。どうやって違うのを作ろうかなって考えて、東京など全国を食べ歩いてました。自分らしさを出したいなって思い、カボチャとか違うのを出しました。」

 

- 屋号の由来は?

「最初、ガラって変えて別ブランドにするか、そのまま"世界が麺で満ちる時"でするか迷ったんです。それで(本店のある)淡路からも近いので親しみやすいかなってことで、"世界が麺と味噌で満ちる時"に決めました。」



提供するラーメンについて

- 商品について少し説明をお願いします。

「一番オーソドックスなのはZEROなんですが、他では食べれないって面ではカボチャ(KABOSAUR)を食べて頂きたいですね。カボチャをスチームして砕いて、京都の西京味噌系の甘めの味噌に火を入れながらカボチャと混ぜてって手間もかかってる一杯です。」

 

- 私が今日頂いたZEROも美味しかったです。

「ZEROはちょっと北海道系ってイメージはあったんですが、甘めで軽い感じに仕上げました。生姜やニンニクを入れてまろやかな感じに整えています。」

 

- メニュートップはREDなんですね。

「僕自身、赤だしが好きなので赤だしをイメージした味噌ラーメンに仕上げました。そこに貝系の旨味や苦味を加えました。REDは僕自身好きなメニューだったので、一番トップに持っていきました。ZEROはいい意味でも悪い意味でもあまり尖っていないので一番下にして、尖ってる3つを(メニューの)上においたって感じですね。」

 

- 麺も味噌ラーメンに合わせて開発したんですね。

「そうですね。韓国冷麺の粉でちょっとむっちりしてる感じの粉と、うどん用の粉を合わせて、ムチムチとしてモチモチしてるって感じ。しっかり味噌スープを持ち上げてくれるような麺に仕上げました。」


ZERO


お店について

- 本店同様、B'zの曲がガンガン流れていますね。

「単に、僕自身がB'zのファンだからです(笑)。」

 

- 店の内装のイメージは?

「最近、女性の方も一人で来られる時代なので、できるだけお洒落にして入ってきてもらいやすいようにしました。明るい感じで、学生さんにも気に入ってもらえると思います。」

- 暖簾が無いんですね。

「内観的にかなりお洒落にしているので、暖簾ってイメージではないかなって思ったのでワンポイントの看板だけにしたんです。」

 

- 場所は悩んだんですか?

「エリア的にはもっと市内に寄っていきたいってのがあったので、西中島か十三で考えていました。ココだと(本店がある)淡路からも近いので管理しやすいってのもありますし、とても人が多いエリアですからね。新大阪からの帰り道や向かう時に寄っていただけますから。」



- 丸本店主についても少しお聞きしたいんですが、元々、ラーメンは好きだったんですか?

「昔からラーメンが好きで食べ歩いていたんです。兵庫生まれで、高校が芦屋でした。まだ芦屋ラーメン街道が盛り上がってた時で、芦屋のラーメンをよく食べていましたね。でも飲食を将来したいとかは全く頭に無かったですね。」

 

- ラーメン屋をしようと思ったきっかけは?

「大学が大阪でして、大学のテニス部の先輩に松村さん(人類みな麺類 店主)がいたんです。僕が1回生の時の4回生が松村さんでした。それから松村さんが"金久右衛門"から独立して"人類みな麺類"を始めた頃からずっと食べに行かせてもらっていたんです。それで就職に迷ってる時に松村さんから声をかけて頂いていろいろ話を聞かせてもらい、人類みな麺類でお世話になることになりました。正式な弟子とかじゃないですよ。」 

- 人類を離れて、自分の店をしようと思ったのは?

「チャレンジしたいな!やれるんなら自分でやってみたいなって思ったんです。人類に入って働いている時にそう思い始めました。」 

 

- 屋号"世界が麺で満ちる時"の由来は?

「いつか海外に出店したいって願いも込めて"世界"。そしてラーメンを知ってもらいたいってことで"満ちる時"ってことで考えました。」

 

- 自分の店で出すラーメンは悩みましたか?

「人類のような甘めの醤油をしたいって思いました。それで(人類との)違いを見せたくて"オレンジファントム"を考えました。」


- 再び新店についてなんですが、今後の展開は?

「オレンジと蟹の味噌ラーメンを考えています。4月中にオレンジの味噌を出す予定です。(本店の)オレンジファントムの軽やかな感じ、爽やかな感じの味噌に仕上げています。それから蟹の味噌ですね。蟹の足を二本のせて豪華な感じに仕上げようかなって考えています。」

 

- 最後に一言お願いします。

「僕的に味噌ラーメンって味噌と辛味噌の2種類だけってイメージだったので、ウチのお客様にはもうちょっと幅広く楽しんで頂けたらなって思います。4種類の味噌を食べてもらって自分に合った味噌ラーメンを見つけてもらって、味噌ラーメンでもいろんな種類あるんだよっての分かって頂けたら幸いです。」



<店舗情報>

■世界が麺と味噌で満ちる時

住所:大阪府大阪市淀川区西中島5-2-7

Facebook:コチラ

2018年3月18日オープン

(取材・文・写真 KRK 平成30年4月4日)