Vol.253:ストライク軒 NOODLE STUDIO

2022年4月5日オープン!


◆店舗情報

ストライク軒 NOODLE STUDIO

兵庫県西宮市甲子園町1-82 甲子園球場レフトスタンド1F

twitter:https://twitter.com/strikeken8888

芦田代表twitter:https://twitter.com/assy106

(株)無線飲食HP:https://www.museninsyoku.com/

オープン日:2022年4月5日



 ビッグニュースが飛び込んできた!大阪のラーメン激戦区「天六」で大人気のストライク軒が甲子園球場に出店する。PRESSや関係者向けのレセプションの前に特別に独占取材をさせて頂けるとのことで甲子園球場に足を運んだ。芦田代表とは10年来の付き合いだがじっくり話をするのは久しぶりだ。「ストライク軒 NOODLE STUDIO」芦田代表にKRK直撃インタビュー!


- 甲子園球場に出店と聞いて驚きました!今回の話はいつ頃から?

「話があったのは一年以上前ですね。ストライク軒としては昨年カップ麺が発売されたり、長年に渡り全国各地のイベントを飛び回っていたので、全国的に少しずつ知名度が上がって来てたのかもしれません。それが原因かははっきりわかりませんが、ラーメンWalkerさんから甲子園球場側へ『ストライク軒というお店がありますよ』と話がいったそうなんです。たまたまですが甲子園球場の社員さんにストライク軒のファンがちょいちょいいたそうなんです。事前リサーチとかも何回かされていたそうで正式に出店のオファーのお話を頂きました。」

 

- 甲子園球場から話が来た時はどんな気持ちでしたか?

「実は僕が高校生の時、地元の宇和島東高校(愛媛県)が甲子園常連校で、僕はそこの応援団だったんです。それで甲子園に何度も足を運んでいたんですよ。だから今回の話を頂いた時に甲子園球場とのご縁を感じました。ラーメン屋を始めた時にはまさか自分が応援団として汗を流した場所に出店できるなんて想像もしませんでしたね。」

 

- 兵庫県に出店は初になるんですね?

「今回の話を頂く前に、大阪から兵庫県に引っ越しをしていました。それで兵庫県に自分の城というか、自分が(厨房に)立つ店を作りたいと西宮市辺りで物件をずっと探していたんです。」

 

- 営業時間は?

「4月中はスタッフの研修もあるので11時から15時、昼営業だけの予定です。スタッフの研修が終わったら5月にはフル営業になる予定です。定休日は月曜日です。」


◆店内イメージ画像


- 屋号「ストライク軒NOODLE STUDIO」の由来は?

「別ブランド店の青春堂で1年間くらい朝ラーメンをしていたんです。朝からならラーメンだけというよりは『うどんとかも食べたいなぁ〜』なんて思いまして、僕は蕎麦の免許(初段)を持っているので蕎麦を出したり、稲庭うどん(秋田県湯沢市稲庭町発祥の手延べ製法による干しうどん)を元に開発された稲庭中華そばを出したりしていました。それで甲子園という場所柄、単にラーメン屋が入るだけで終わらせたくなく、全国にある色んな麺類も出せたらいいなと思い、ストライク軒NOODLE STUDIOという屋号にしました。屋号の頭文字がSNSなので『発信して行く場所』にしていこうと思っています。」

 

- 販売する商品の紹介をお願いします。

「レギュラーメニューは3つあります。一つ目はストレート。大阪のストライク軒にもストレートがありますが、甲子園球場でのストレートでは兵庫県のオールドスクールヌードルを再構築したいと考えています。」

 

- 兵庫県のオールドスクールヌードルとは?

「僕の親父が兵庫県の豊岡の生まれで、僕が初めて食べたラーメンが豊岡のラーメンなんですよ。第一旭に似ているんですけど、再仕込み醤油みたいな黒い醤油でチャーシューがもやしを覆うようなラーメン。当時は屋台で出回っていて、今でもその名残がある『みかんのいえ』という店とか営業しています。そのラーメンを僕が7歳の時に『ふくや』というお店で初めて食べて、そのラーメンをもう一回ここで再構築したいと思っています。」

 

- 他の2つは?

「2つ目は僕の出身が愛媛県宇和島市なので宇和島名物のちゃんぽん。以前に芦田屋というお店でも出していて評判が良かったので、ここではカーブという名前で出します。

 3つ目はど真ん中節です。東京で流行ってから全国に広がった水鶏系というのを、どっちかというと鶏多めにアレンジして出します。ご縁があって仕入れることができる淡海地鶏、地元・愛媛県の業者さんから仕入れる媛っこ地鶏、三重県の知り合いの焼き鳥屋さんから鶏の油。それらを使った鶏メインのスープに指宿の薄削りの鰹節を直前に入れて仕上げた鰹と動物系のミックスになります。そこに知り合いのハンターから鹿や猪の骨を分けてもらって隠し味に使います。ジビエの骨を入れると旨味の相乗効果で凄く良いスープに仕上がるんですよ。この特別な一杯には地元愛媛県にある砥部焼という冷めにくい陶磁器の丼を使います。」

 

- 場外店ではイベントとかも予定していますか?

「僕自身がDJもしているので音楽関連のイベントを予定しています。この店の音響もタグチというスピーカーを搭載していて今の日本のクラブで1番の音響作りができる方達が組んでくれています。」

 

- 芦田代表のお店だからお酒も拘り強そうですね。

「僕自身が利酒師でもあるので、西宮の日本酒を粋に飲めるようなお店にしたいですね。」


◆場内店イメージ画像


- 球場内にオープン予定の場内店についても教えてください。

「場内店の屋号はストライク軒 阪神甲子園球場店となります。場内店は試合がある時だけ営業します。」

 

- 場内店のメニューは?

「年間130試合くらいあるので、その時に麺屋棣鄂さんの麺を使った油そば専門店をテイクアウトのみでします。場外店(NOODLE STUDIO)と場内店は厨房で繋がっていますが、場内店のメニューは場内店だけでしか販売しません。」

 

- 球場内店に油そばを選んだ理由は?

「以前に僕の銭湯仲間の一人が突然『本当の油そばを食べたことある?まぜそばと違うで』と言ってきたので、東京の老舗に食べに行ったんです。油そば発祥店(珍々亭)など数軒を食べ歩いて『何これ?これが油そばなんだ!』と驚いて、いつか関西で油そばを出してみたいと思いました。それで油そばが得意だった知り合いのお店で油そばの修行をさせてもらっていたんです。甲子園球場から今回の話があった時に、僕から球場側に場内店向けに油そばを提案すると『それいいですね!』と快諾して頂きました。場内の床や椅子とかにスープが溢れて汚れるとかも避けれますからね。油そばの薬味として僕独自のスパイスなども考えています。」



- 芦田代表についても少し話を聞かせてください。愛媛県の宇和島時代からラーメンは好きだったんですか?

「地元はちゃんぽん屋ばかりでしたね。親父によく『きくや』というちゃんぽんのお店に連れていってもらっていました。初めてラーメンを食べたのは、先程話したように親父の故郷・豊岡のお店でした。」

 

- 本格的にラーメンにハマったのは?

「高校の修学旅行で東京へ行ったんです。自由時間に他の友達は渋谷とかで買い物とかしていたんですが、僕は数人の仲間と荻窪へラーメンを食べに行ったんです。春木屋というお店が雑誌か何かで映画『タンポポ』のラーメンとしてのモデルになった店なんだと知って食べてみたかったんです。その時には春木屋の他には恵比寿の香月、下北沢の珉亭、この3軒で食べました。ラーメンにどんどんハマっていっていましたね。」

 

- ラーメン屋をするきっかけは?

「ラーメン屋になりたい願望はずっとあったんですけどなかなか決心はできなかったですね。大学で大阪に来てそのまま梅田の東通商店街のショットバーで働いていました。(大変なことも)色々乗り越えて、お酒の勉強と共に料理の勉強もして天六のレンガ通りでマッシュアップ(居酒屋)を始めました。マッシュアップをしていく内にラーメンに対する自分の気持ちを抑えきれなくなって、それで昼だけ暖簾を全部架け替えて『ぬんぽこ』という屋号でラーメン屋を始めました。」

 

- ラーメンの作り方は自己流で?

「ぬんぽこを始める前に、中華料理屋出身のスタッフがいたので教わりながら試作を繰り返していたんです。ある程度自信がついた頃にぬんぽこを始めました。」

 

- そして今に至るんですね。今日はありがとうございました。最後に芦田代表が一番大事にしていることを教えて下さい。

「僕が一番大事にしていることは、まず僕が楽しんでやることです。そうすると周りの色んな人が自然に楽しめるようになるんじゃないかなと思っています。人に左右されるんじゃなくて、しっかり腰を据えてゆっくり自分のペースでのびのびやりたいと思っています。」


 (取材・文・写真 KRK 令和4年3月30日)