Vol.302:南幌で高橋


 今回取材するのは空知郡南幌町で2020年8月にオープンした「南幌で高橋」。店主は札幌の人気店「麺屋高橋」の創業者 高橋氏だ!今回の取材で南幌町へ初めて来たが、美しい田園風景が広がる自然豊かな所で、お店の周りでは多くのトンボが飛び回っていた。店主とは以前から交流があったので、オープン前に少し取材する時間を作って頂いた。札幌市から離れて、畑に囲まれたこの場所でお店をすることになった経緯など聞いてみようと思う。「南幌で高橋」高橋店主にKRK直撃インタビュー!


2020年8月18日オープン


- 南幌町に出店した経緯は?

「いつかはこういう畑の中でお店をしたいと思っていたんです。若い人が多く住んでいる長沼とかが近くにあるのでこの辺りで物件を探していたら、たまたまこの場所に出会いました。駐車場が広くて、建物の大きさもちょうどよかったんです。」

 

- 屋号を「南幌で高橋」にしたのは?

「これなら今後また違う所へ出店する時に『・・で高橋』とできますから(笑)」

 

- 「南幌で高橋」の拘りは?

「南幌町は玉ねぎの生産量が多くて、僕も玉ねぎが好きなんです。それで南幌町の玉ねぎを沢山入れたラーメンにしました。玉ねぎ以外でも、ネギ、ニンニク、キクラゲ、新生姜、南幌の農家さんから全部仕入れて使っています。」



- 高橋店主自身についても少し聞かせて下さい。生まれ育ったのは?

「僕は早来からさらに東へ行った、鵡川町穂別で生まれ育ちました。」

 

- ラーメン屋になったきっかけは?

「プロレスラーかラーメン屋になりたいと思っていたんです。それで結婚を機にラーメン屋をしようと決めました。」

 

- どこかで修行を?

「てつやさん(らーめんてつや)ですね。その後、東京でも半年ほど学んでから麺屋高橋を2008年10月に始めました。」

 

- 麺屋高橋の看板商品を濃厚つけ麺にした理由は?

「ちょうど濃厚つけ麺が流行り出した頃で、それに乗っかったという感じでしたね。」

 

- 高橋店主が一番大事にしていることは?

「プロというよりは素人感を大事にしています。プロという意識も大事ですが、それより素人の閃きって面白いじゃないですか!頭固くなり過ぎず、そういうのを残せるようにしたいです。長くやっているとどんどん知識だけが入ってくるんです。それであれもダメ、これもダメとなるより、もっと柔らかく色んなことを受け入れられるように意識を持つようにしています。」



◆店舗情報

南幌で高橋

北海道空知郡南幌町南11線西14

twitter:https://twitter.com/2008takahashi

オープン日:2020年8月18日

 (取材・文・写真 KRK 令和5年8月31日)