Vol.347:大ちゃんラーメン

2025年8月18日オープン


 今回取材するのは大阪市福島区で2025年8月18日にオープンする新店「大ちゃんラーメン」。店主は同地域で11年間ほど営業し、先日6月30日に多くのファンから惜しまれつつ閉店した人気店「福島壱麺」で活躍していた入江氏だ。安定の定番商品と創作性豊かな限定商品の数々で人気を誇った入江氏が新たなお店でどんな商品を出すのは気になったので取材をお願いした。「大ちゃんラーメン」入江店主にKRK直撃インタビュー!


- 8月18日にオープンする新店は福島壱麺からの移転リニューアルということになるんですか?

「移転と言えば移転なんですけど、商品はもうガラッと変えて、前は魚介メインだったのを豚メインの二郎系っぽいのにしました。」

 

- 理由は?

「店長を任せる橋本が二郎系を好きでやりたいということだったのでチャレンジすることにしました。」

 

- 場所は(大阪市)福島区に絞っていたんですか?

「福島区にはまだガツ盛り系の店は無いなと思ったので福島区でしようと思いました。」

 

- 屋号「大ちゃんラーメン」の由来は?

「店長を任せる橋本大毅の名前から"大"。あとは大盛りとかをイメージしやすいかと思って大ちゃんラーメンにしました。」

 

- ガツ盛り系が隆盛を極める中、他店との差別化は?

「カエシにクミンを入れて風味を出したりとか色々拘っています。麺は森製麺さんに特注でお願いしています。同系統の他店とは真逆の"脱ワシワシ系の麺"を目指していて、喉越しや食感のいい麺にしようと取り組んでいます。」


- メニューの紹介をお願いします。

「今はまだ一種類なんですけど、豚骨ベースの醤油ラーメンで、小が麺200g、中が300g、大が400gです。」

 

- 今後予定している商品は?

「汁無しや塩ラーメン、限定も色々していきたいです。福島壱麺では肉の日とかに限定をバンバンしていたので限定は得意だと思っています。」



- 入江さん自身について少し聞かせてください。ラーメン屋をするまでの経緯は?

「ラーメンをする前もずっと飲食業をしていました。和食から入ってイタリアン5年、それから居酒屋業態を色々していまして、福島区でも居酒屋を始めました。その時に『呑んだ後に食べられるラーメン屋を作ってみようか?』ということが福島壱麺の始まりなんです。」

 

- 呑んだ後のラーメンとはどんなラーメン?

「メッチャあっさり目の魚介100%の清湯でした。受けは良かったです。もう1人、今、中華そば1011というお店で働いている鈴木という友人と始めました。鈴木は豚骨ラーメン、僕は清湯、その二大看板で福島壱麺を始めました。」

 

- 福島壱麺でホテルの地下という場所を選んだ理由は?

「すぐに入れる物件であそこがちょうど空いていただけなんです。それでやってみようかと思ったんですが、始めてみて大失敗やな〜(笑)と思いましたね。全然人通りが無いですからね。」


福島壱麺(2014年5月~2025年6月)


- 屋号「福島壱麺」の由来?

「福島区で一番のラーメン屋になるということで福島壱麺。それと次にもし梅田でやるなら梅田弐麺という流れでしようと考えていました。」

 

- 福島壱麺と言えば肉の日(29日)の限定とかにファンが多かったですよね。

「僕が飽き性というのもあったので色々と限定をしたら面白いかなと思い、それで毎月29日、肉の日に何かしてみようと始めました。」

 

- 福島壱麺を閉めた理由は?

「元々、あの場所に限界を感じていたので移転を考えていて、ここの物件が見つかったからです。」

 

- 今後の予定は?

「清湯の店とかをする可能性もありますし、地方とかに行って大衆ラーメンもしていきたい気持ちもあります。」

 

- 入江さんが一番大事にしていることは?

「僕がお酒が好きなので、今後もお酒を呑んだ後とかも食べられるラーメンを作っていきたいと思っています。僕はプライドとかは無いんです。お客さんから塩分薄めとかのリクエストがあれば対応していましたし、お客さんに楽しんでもらえたらいいと思っています。」


◆店舗情報

大ちゃんラーメン

大阪府大阪市福島区1-6-3 水本ビル1F

https://x.com/parinirie1

Instagram

https://www.instagram.com/daichan_ramen.osaka

オープン日:2025年8月18日

 (取材・文・写真 KRK 令和7年8月13日)