Vol.351:自家製中華そば 麺の虜


 今回取材をするのは山梨県の人気店「麺の虜」。ちょうど1年前にこのロードサイドにあるお店でつけ麺を頂いて、こちらの麺の美味さに惚れ込んでしまってからずっと注目していたお店だ。今回、平日夜限定のつけ麺を味わってから更にこちらの麺の虜になってしまった!「麺の虜」大竹店主にKRK直撃インタビュー!


- ご出身は?

「山梨県です。」

 

- 元々、ラーメンを食べるのが好きだったんですか?

「特にラーメン食べ歩きをするってこともなく、カップラーメンを食べる程度でした。」

 

- ラーメン屋をする前は?

「前職は貴金属加工の仕事をしていました。家業だったのでいつか継ぐんだろうなって感じで、親元を離れて働いてました。」

 

- ラーメン屋に興味を持ったきっかけは?

「なんかのほほんと生きていて、バイクが好きでツーリングとかよくしていました。当時はまだ全くラーメン屋をすることには興味が無かったんですが、ツーリング仲間から『凄い並んでいるラーメン屋がある』と誘われて渋々ツーリングがてら行って食べたんです。その店が中華蕎麦とみ田さんでした。」

 

- 実際に食べてどうでしたか?

「お店へ行くまでは『並んでまで?つけ麺も好きじゃないし』とか思っていたんですが、食べたら本当に美味しかったんです。自分には無い食べ物だったんです。その時はそんな印象で終わりましたが、時が経つにつれ『あんな美味しい食べ物、もっとあっても良いのにな〜。自分にも出来ないかな?』と思い始めました。それがラーメン屋をしようと思ったきっかけです。」


2020年9月25日オープン


- どこかで学んだんですか?

「色んなお店でアルバイトなどをしながら学ばせてもらい、家でも同時進行で試作していました。ラーメン食べ歩きもしました。ラーメン漬けの日々でしたね。」

 

- 場所は山梨と決めていましたか?

「やはりラーメン屋をするなら東京でしたいと思いました。都内では不動産屋を探して物件を見て回ったんですが、何処も家賃など高すぎるなど条件が良くなかったんです。それで先ずは地元でやって、いつか東京で出来るならやれば良いと思って山梨ですることに決めました。」

 

- ロードサイドのこの場所を選んだ理由は?

「山梨は車文化なので、駐車場が広い場所を探して今の場所になりました。」

 

- 屋号「自家製中華そば 麺の虜」の由来は?

「創業する前に寝ていたら降ってきました。」


- オープン時のメニューは?

「濃厚魚介中華そばと昆布水つけ麺でした。山梨にはまだ濃厚魚介ラーメンや昆布水つけ麺がありませんでしたし、昆布水つけ麺はこれからもっと流行るだろうと思いました。」

 

- 麺への拘りがとても強く感じられますが、何かきっかけはあったんでしょうか?

「佐野ラーメン(栃木県佐野市を中心として食べられているご当地ラーメン)を食べたのがきっかけで、山梨県の皆さんに多加水麺を食べてもらいたいとの思いでスタートしました。いざやってみたら製麺所では多加水麺が販売出来ないことを初めて知って、無いなら自分で作るしか無いと思って製麺を始めました。」



- つけ麺博などのラーメンイベントでも活躍していますね。

「特に興味は無かったんですが何かのご縁で出る事になって、それからお声掛けくださるので出ている感じです。」

 

- 自店の紹介をお願いします。

「一品一品のラーメンのトータルバランスを考えて作っています。麺、スープ、具材の1つの宇宙をご賞味ください。」

 

- 最後に一番大事にしていることを教えてください。

「誠実です。」



◆店舗情報

自家製中華そば 麺の虜

山梨県巨摩郡昭和町押越744-2

https://x.com/mennotoriko

instagram https://www.instagram.com/men_no_toriko/

オープン日:2020年9月25日

(取材・文・写真 KRK 令和7年9月30日)