Vol.352:麺座 みつ


 今回取材をするのは静岡のラーメン激戦区「浜松」で2023年9月にオープンした「麺座 みつ」。店主は愛知の名店「麺座かたぶつ」で修行してきた実力派だからオープン時からかなり話題になっていたお店だ。今回、浜松へ行く機会があったので取材する時間を作って頂いた。「麺座 みつ」堀尾店主にKRK直撃インタビュー!


- ご出身は?

「静岡県浜松市です。」

 

- 元々はラーメンを食べるのが好きだったんですか?

「ラーメンだけを好きというわけではなかったんですが、高校生の時に天日地鶏というラーメン屋さんでアルバイトをしていました。」

 

- ラーメン屋になりたいと思ったきっかけは?

「社会人になってから他の仕事をしていたんですが、リーマンショックの頃、何か違うことをしてみたいなと思った時にラーメン屋で働いていた頃のことを思い出したんです。あの頃は『ラーメン屋は大変そうだけど楽しそうだな〜』と思っていました。」

 

- ラーメン屋をやりたくなってからは?

「天日地鶏の大将も『ラーメン屋は難しいよ』と言っていたのでどこかで修行しようと思いました。近場ですると甘えが出ると思ったので県外のお店で修行しようと探していました。」

 

- 修行先に麺座かたぶつを選んだ理由は?

「先に白神さんで食べて、それから白神出身のかたぶつさんへ食べに行きました。その時にこのラーメンは凄いなと驚きました。当時から煮干が好きだったので、かたぶつさんの煮干はどこにも無いような感じだったのでこの店で修行したいと思いました。それでお店へ電話しました。」

 

- それから面接ですね。

「面接して1日体験とかもして、それからお店へ弟子として入らせてもらうことになりました。それで引越しをしました。」

 

- 今までのようなアルバイトではなく、お店へ内弟子として入ってどうでしたか?

「めちゃめちゃ大変でしたね(笑)。僕、包丁とか握ったことが無かったので最初は何もできなかったんです。本当に一から色々教えていただきました。かたぶつでは約4年ほど学ばせてもらいました。」

 

- 独立のきっかけは?

「最初から独立志望は伝えていました。それで一回、誰も出したことない限定を出して、それで認められたようで『そろそろ大丈夫だろう』と言って頂きました。牛骨と煮干という感じの限定でした。かたぶつから正式に独立したのは僕だけです。」


2023年11月20日オープン


- 場所は浜松と決めていたんですか?

「静岡市内の物件の話もありましたが、地元浜松に決めました。ずっと探していましたが駐車場もある物件がなかなか見つからなかったですね。その期間は学生時代にアルバイトをしていた天日地鶏で働かせてもらっていました。この物件に出会った時、『ここなら1人でできるな!』と思い決めました。」

 

- 屋号「麺座 みつ」の由来は?

「麺座かたぶつから麺座、僕の名前が"みつひろ"なので"みつ"。友達が『ややこしい名前より覚えやすいのがいい』と言ったので麺座みつに決めました。」

 

- 自店のラーメンは早くから決めていたんですか?

「当時の浜松は清湯が多かったので、白湯でしようと考えていました。修行時代に拉麺mellowさんの所にも入らせてもらって色々教えてもらっていて、『やっぱり濃厚がいいな!』と思いました。」



- オープンして浜松での反応は?

「全然よくなかったですね。『濃厚って言っているのに煮干がいない、これが煮干なの?』とか言われていましたね(苦笑)。こっちの濃厚ってエグい、苦いなんです。それで最初はめっちゃ苦労しましたね。でも最近は受け入れられてきたなと思っています。」

 

- 麺への拘りは?

「ツルもちを意識していますが、浜松ではパツパツが好きな方が多いので少しパツっと系にしています。最近ちょっとつけ麺の麺をいじっていて京小麦とかも使い始めています。」

 

- 他の商品も開発中?

「色々やりたいんですがこの場所では駐車場の関係で並ぶとダメなんです。もうすぐ移転するので色んなことに動くのはそれからですね。」

 

- 堀尾店主が一番大事にしていることは?

「手頃な価格で美味いものを出すというのが修行先の考えだったのでそれを大事にしています。やっぱりあんまり高くはしたくないですね。美味いものを食べてもらいたいなという考えが第一なので色々と大変ですが頑張っています。」


◆店舗情報

麺座 みつ

静岡県浜松市中央区小豆餅3-4-1

instagram https://www.instagram.com/menza.32/

オープン日:2023年9月30日

(取材・文・写真 KRK 令和7年11月20日)