今回取材をするのは大阪屈指の激戦区「塚本」で2025年3月にオープンした注目店「ラーメン専門店 えんまん」。店主は大阪の名門「大阪麺哲」で学んでいた方だから注目度はオープン時から高かった。既に2回食べに行っているが店主とはまだ話したことが無いのでどんな方なのか楽しみだ。「ラーメン専門店 えんまん」龍生店主にKRK直撃インタビュー!
- ご出身は?
「塚本です。ここが地元です。」
- 元々はラーメンが好きだったんですか?
「好きは好きでしたが特別なものではなくて、普通にお腹空いたらラーメン食べようかという程度でした。」
- ラーメン屋をする前は?
「ずっと飲食では働いていました。高校生くらいからイタリアンで働き始めて社員も2年ほどしていました。その後は居酒屋でした。」
- 将来は何かで自分の店をしたいと考えていましたか?
「なんとなくは考えていました。」
- 違うジャンルからラーメンへ来たきっかけは?
「21歳の頃に十三の居酒屋で働いていたんですけど、その時に麺哲と関わりがあったお客さんがいたんです。居酒屋の仕事が夜22時からだったので昼が空いていたので『麺哲でバイトしないか?』と声をかけてもらって、時間もあるしお金も稼ぎたいから入ろうかなという感じでした。当時はまだ麺哲のことを全く知りませんでした。」
- 麺哲のどの店へ入ったんですか?
「大阪麺哲です。マスター(庄司店主)がいらっしゃるお店です。」
- イタリアンや居酒屋を経験してきて、麺哲での仕事はどうでしたか?
「凄くきっちりしているなと思いました。厳しいなとは思いましたが、逆に僕はその方が好きなのでいい環境だと思いました。」
- 麺哲では何年ほど?
「約2年ほどお世話になりました。僕はずっとアルバイトで社員にはなっていないんです。でも賄いでラーメン作りを教えてもらったり、製麺も教えてもらったり魚系のことも学ばせてもらいました。豊中麺哲で週一回、裏つけ麺を魚でしているので、僕は火曜日に豊中へ行って魚の扱いなども教わっていました。当時はまだ居酒屋と両立していた頃なので独立とかは全く考えていなかったですね。」
- そこからラーメンで独立へ向かったきっかけは?
「麺哲の麺をもらって居酒屋でラーメンを作ってお客さんに食べてもらっていたんです。清湯や豆乳の担々麺とか作っていました。お客さんが美味しいと言ってくれて食べているのを見て、ラーメン屋をしてみようかなと思い始めました。」
- 庄司店主に相談したんですか?
「マスターと一緒にゴルフを回っていた時、昼休みに『僕、ラーメンをしたいんです』と相談すると、マスターが『お前はいつでもやっていいよ』と言ってくれました。後にマスターから聞いた話なんですが、その時は僕が独立することではなくて、居酒屋でラーメンを作ることを相談したと思っていたそうなんです(笑)。」
2025年3月9日オープン
- 地元ですると決めていたんですか?
「元々はここは串カツ屋でウチの両親もよく食べにきていたお店でした。年齢の関係でもう店を閉めると聞いたので、マスター(庄司店主)に相談するとここまで見に来てくださって『ここならしてもいいと思う』と言ってもらえました。」
- 屋号「ラーメン専門店 えんまん」の由来は?
「当初は十三の居酒屋の名前がまんてんだったので"まんてん"でやりたかったんですが、麺哲から独立した人のお店で"九条まんてん"というお店が既にあったのであきらめました。それで自分の名字は親に反対されて、名前の龍生も中華料理店みたいだと思いました。最終的には父が『えんまんでどうや?』と決めてくれましたね。ラーメンを食べてもらいたいのでラーメン専門店と付けました。」
- 麺哲からの他の独立店は"哲"を屋号に付けていますが、付けなかった理由は?
「僕は社員じゃなくてアルバイトからの独立になるので、哲を入れた人たちに申し訳ないと思ったからです。」
- 自分の店と他の麺哲系との違いを出すためには?
「大阪麺哲と全く同じとはいかないので、麺を変えていかないといけないと思いました。」
- 目指した麺とは?
「僕は彩哲さん(大阪府吹田市)の平打ち麺が好きで、マスターに相談したらマスターが何回か来てくださって製麺のアドバイスを色々いただきました。最終的に刃切り12.14.16のバラバラの刃を使って製麺をしたら良い麺ができました。太いところがあったり細いところもある。食感も飽きないし面白い。その時にマスターから『これ、龍生麺という名前でしたらいいねん。龍生麺第一号やな!』と言ってもらえました。」
- 今後の課題は?
「マスターから『自分の色を出せ』と言われています。人気限定"山"とかは麺哲に元々あるものなんです。自分で限定を作っていきたいと思います。」
- オープン当初メニューにあったアイスバイン(ドイツ料理を代表する家庭的な煮込み料理)も個性がありましたね。
「僕が角煮を好きだったので、角煮ラーメンを濃いアイスバインとあっさりの塩でしたら美味いんじゃないかと思って作ったらマスターからもこれは美味いと言ってもらえました。その時にマスターから『角煮なら皮付きを使わないといけない。豚の脛肉で作ってこれをメインでしていったらいいねん』とアドバイスをいただきました。現在はオペレーションの関係でアイスバインはもうしていません。」
- 龍生店主が一番大事にしていることは?
「麺を美味しく食べてもらうことです。居酒屋の時は何も考えずに酒をメインでしていたんですが、今はイチから全て自分でしているので大変ですが面白いと思っています。」
◆店舗情報
ラーメン専門店 えんまん
大阪府大阪市淀川区塚本1-19-19
https://www.instagram.com/enman_ramen03/
オープン日:2025年3月9日
(取材・文・写真 KRK 令和8年2月5日)


