Vol.364:らぁ麺 幸跳 Vol.2


 豊橋市の人気行列店「らぁ麺 幸跳」が2026年4月27日にメニューを全面刷新する。昨年の夏頃に商品リニューアルについて聞いていたが、これまで長く愛されてきた看板メニューの「丸鶏」や「煮干し系」をあえて封印するという、驚きの決断。その真相を探るべく、松永店主に独占インタビューさせてもらうことになった。リニューアルの理由や新メニューの詳細に迫ります!


- 松永店主自身については以前の取材でお聞きしていますので今回は4月27日からのフルリニューアルについて聞かせてください。商品のリニューアルを考え始めたきっかけは?

「7年前くらいにミシュランビブグルマンに選ばれた時ですね。」

 

- そんな前ですか!理由は?

「運良くビブグルマンに選んでもらってからは、次はどこに向かうべきか、どこに行けばいいのか悩みました。今後業界は肉に特化し付加価値を付けていく店や高級志向になっていく店が増えていくんだろうなぁ〜なんて考えていました。でも自分はそこまで料理に精通しているわけではなく、気まぐれみたいなものでラーメン屋をやらせてもらい自己流でここまで来ましたのでそっちの方向性には全く興味が湧きませんでした。せっかく麺屋さんを、やらせてもらっているのであらば、麺打ちの原点でもある、手打ちでもやってみようかなぁ〜と思ったのです。


- それからの7年間は?

「ミシュランビブグルマンに選んでもらってからは更に忙しくなったのでなかなか出来なかったんです。でもずっとそこのビジョンは持っていたんです。自分みたいな経験があまり無い人間は、オープン前に自宅でコツコツと自作をしていた頃のように、手打ちにも時間かけてそれだけを集中してやっていこうかなと思っていました。だから食べるものも手打ちのそばやうどんの店ばかり行っていました。」



- 今までのメニューをやめて、完全に入れ替えることに決めたのは?

「ずっと試行錯誤しながらうどん打ったり蕎麦を打ったりしていました。自作からオープン3年まで乾物鶏魚介清湯、その後現在まで丸鶏を8年間行ってきたので全ての経験をまとめてみたいと思いました。それでそのスープに手打ち麺を合わせてやってみようと思い、フルリニューアルを決意しました。」

 

- 手打ちも全て自己流?

「完全に自己流です。自分で色々と調べて研究していましたけど、一番大きかったのは2025年のらの道のイベントで手打ちの蕎麦を出したことですね。ずっと打っていたんですけど、ある程度の責任感がある中で営業して、ミスが許せない緊張感の中で出来たのが凄く勉強になりました。」

 

- フルリニューアルに向けて目指した麺は?

「モチモチして躍動するような麺ですね。」



- オープンニングメニューは?

「醤油と塩、2種類のラーメンです。全てが手作業になるので提供数は減るかもしれませんが、やれる範囲内でやってみようと思っています。自分がオープン前に自宅で実験していたことプラス、この10年間してきた経験を詰め込んだスープになります。醤油ダレもオープン前の自作時代から含めて10年ほど一切いらってなかったんですけど、初めて製法も変えて新たな醤油ダレ、塩ダレを作りました。」

 

- そこに人気の吊るし焼きチャーシューも?

「はい。本当にここ7年間くらいで新たに学んだ新技術は吊るし焼きくらいでしたね。吊るし焼きも色々あってガスでする人もいれば、炭でやる人もいるんです。僕は炭でしています。炭でやると火力の調整が難しいので毎回気が抜けないんですが、僕はそういう緊張感のある作業が好きなんですよね。」

 

- 松永店主が大事にしていることは?

「所詮僕らはらぁ麺屋、どんなにがんばってもらぁ麺以上にはなれないし、またらぁ麺以下にもなりません。そこら辺をしっかり見極め、らぁ麺人生最終章、楽しみたいと思います。」



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◆店舗情報

らぁ麺 幸跳

愛知県豊橋市東脇3-9-5

ブログ:https://ameblo.jp/sacchimo33/

https://x.com/sachihane0319

オープン日:2015年3月19日

 (取材・文・写真 KRK 令和8年4月20日)