Vol.234:麺物語つなぐ+plus

2021年11月06日オープン!


 大阪ミナミ 戎橋の近くに注目の新店が11月06日にオープンする。屋号は「麺物語つなぐ+plus」。元ラガーマンの店主が営む大阪市住之江区の人気店のセカンドブランド店だ。寺岡店主とは静岡での修業時代からの知り合いなので、オープン前に独占取材をさせて頂けることになった。「麺物語つなぐ+plus」寺岡店主にKRK直撃インタビュー!


◆店舗情報

麺物語つなぐ+plus

大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目6-14 平松扇屋ビル1F

instagram:https://www.instagram.com/tsunagu_plus01/

twitter:https://twitter.com/tsunagu20170325

facebook:https://www.facebook.com/thunagu279/

オープン日:2021年11月06日


- 寺岡店主には以前に取材させて頂きましたので、今回はいよいよオープン日が迫ってきている新店についてお話を聞かせて頂きます。今回、新たにこの場所でお店をしようと思ったきっかけは?

「地元の商店街でオープンして4年半ほど経ちまして、お店と共に自分も成長させて頂いてきました。しかしこのコロナ禍で下火になりまして、毎日同じ作業をしていても時短営業になったりして自分のテンションも下り気味になり自分が成長できていないなと感じていました。今できることは全てやったので、このままじゃダメだと思って何か先の目標を持とうと思いました。それで新しいお店を開くことを目標にしました。それでスタッフを教育して本店を任せられるような体制作りをしながら、同時に物件探しもしていました。」

 

- 場所は決めていたんですか?

「当初は大阪市内のビジネス街、西区とかで探していました。肥後橋、淀屋橋とか探していましたが、大きな物件、2階の物件などしか空きが出なくてなかなか見つかりませんでした。そんな中、同業者の知り合いから空き物件の話があって一緒に見に来ることになりました。それがこの場所でした。」

 

- 希望していたビジネス街からガラッと変わる場所ですね。

「客層も真逆になりますね。当初、僕が思い描いていたプランも全然変わってくる場所なのですぐには決められませんでした。」

 

- この場所ですることを決めた理由は?

「僕は地元の商店街からスタートしたんですが、この物件を見に来た時に道頓堀の商店街がコロナ禍でガラガラだったんです。それで一度、自分の成長したものをこの大阪の中心の商店街でぶつけてみたいなという気持ちが湧いてきたのと、ターゲットの客層を切り替えた時にやりたい事がたくさん思い浮かんできたことですね。若者をターゲットにつけ麺専門店でいこうと決めました。決断したのは今年7月でした。」



 - 屋号「麺物語つなぐ+plus」の由来は?

「読みは麺物語つなぐプラスです。お客様に笑顔をプラスしたいなという想いを込めています。ウチのつけ麺を食べたお客様が『美味しい!』と言う笑顔を見たいんです。それと今まで麺物語つなぐをさせてもらってきて、そこから自分がもっと成長していかないといけないので『どんどんプラスプラス』という意味もあります。」

 

- 道頓堀で提供する商品は?

「つけ麺専門店で商品はつけ麺4種類を予定しています。地元だと年配者のお客様が多いので濃度の低いあっさり系をメインでしていましたが、コチラは若者向けになるのでインパクトのあるスープの方がいいかと思ったので濃厚系の商品を揃えています。」

 

- 商品の紹介をお願いします。

「本店で今までしてきた人気の塩つけ麺を道頓堀では更に濃度を上げて提供します。麺も全粒粉を特殊技術で焙煎した香ばしい麺など、いろいろ面白いタイプのを使っていきますのでご期待下さい。」

 

- あっさり系のつけ麺は?

「あっさりは羅臼昆布・煮干し・4種の節系を混ぜた魚介出汁にたっぷりの雲丹をプラスした雲丹スープのつけ麺を予定しています。サイドメニューにも海鮮丼を考えています。」

 

- 他の2つの商品は?

「背脂と2種の煮干し、アジ、ゲソが入った煮干しつけ麺も予定しています。この商品には静岡の『たたみいわし』という鰯を乾燥させて煎餅みたいにした煮干しを盛り付けます。他にガッツリ系のニンニクの効いた旨辛スタミナつけ麺も用意しています。大きめの角煮をスープに入れます。」


◆塩つけ麺


- 営業時間は?

「年内は11時から20時を予定しています。オープンしてしばらくは『塩つけ麺』と『煮干しのつけ麺』のみで、オペレーションが慣れてきたら『旨辛のスタミナ系』と『雲丹のつけ麺』を加えていく予定です。この店は自分がずっと立とうと思っています。」

 

- 寺岡店主が大事にしていることは?

「僕の中で一番大事にしていることは妥協しない気持ちです。この店もお客様から手元まで全部見てもらえるように距離を近くしています。何かミスがあった時でも手直しなどせずに作り直すしかないほど何もかも見える距離です。自分自身にプレッシャーを与えながら、妥協せずにゴールの無い『味の追求』をこれからもしていきたいと思います。」

 

- 最後にお客様へ一言お願いします。

「道頓堀のお店は加賀屋のお店とはメニューも雰囲気も全部変えまして、ここで皆様に笑顔をプラスできますように心掛けたいと思いますので、ぜひお越し下さい。宜しくお願い致します。」


◆寺岡店主への過去取材


 (取材・文・写真 KRK 令和3年10月23日)