2022年6月11日オープン!
多くの注目店のオープンが続き、ここ数年で一気に大阪屈指のラーメン激戦区となった東大阪市に新たなお店が加わる。屋号は「らーめん 結(むすぶ)」。店主は大阪の名店「らーめん香澄」からの正式卒業生で、香澄のセカンドブランド店「とりそばモリゾー」で店長を任せられていた方なので、オープン前からとても話題になっている新店だ。オープン直前に取材する時間を作って頂けるということで、東大阪市まで足を運んできた。「らーめん 結」池上店主にKRK直撃インタビュー!
- ご出身は?
「大阪です。」
- ラーメン屋をしたいと思ったきっかけは?
「もともと飲食をしていたんですが、事情があって離れていた時期があったんです。ラーメンを食べるのは好きで、仕事終わりとかによく食べていたんです。ずっとラーメンを食べている内に、『こんなの作れたら凄いだろうな』という考え方になってきました。それでラーメン屋をしたくなったので、その時の上司に転職したいと伝えて退職しました。」
- ラーメン屋をすると決めてからは?
「ラーメン屋さんに知り合いもいなかったので、普通に求人広告を見て探していました。そして天神橋の某店で働き始めたんですが、そこは1年ほどで閉店してしまいました。」
- 当時、既に独立志望はあったんですか?
「明確なビジョンとかはまだ無かったんですが、将来は自分でしたいなと考えていました。」
- 最初の修行店が閉店してからは?
「天神橋の『塩こっこ』や、本町の「ぎょぎょぎょ(だしが命の塩らーめん ぎょぎょぎょ)』などで店長を務めさせてもらったりしていました。調理方法はもちろんですけど、オペレーション一つにしても店によって違うので多くの経験を積ませて頂きました。」
- 「らーめん香澄」との出会いは?
「僕が最初の修行店に入る前、香澄のグランドオープンの時に面接に行っていて、その時は不採用だったんです。阿波座での尼崎オーナー(当サイト記事)のデビューの時(2012年5月)です。それから数年が経って、僕が『ぎょぎょぎょ』を抜けるとなった時に求人を見ていたら、香澄のセカンドブランド『とりそばモリゾー』のグランドオープン(2017年2月)で募集があったんです。」
- 凄いタイミングですね(笑)
「実はその時、既に採用されているお店があったんですが、最初にやりたいと思った香澄で働けるチャンスだと思って、面接をお願いしました。そして今回は採用になり、運命的なものを感じたので『修行はここを最後にしよう!』と思いました。」
- 同じ店(系列)での2回目の面接はどんな雰囲気だったんですか?
「1回目に不採用となっていた件はずっと話していなかったんです。今回、独立に向けて香澄を離れる時に、やっと尼崎オーナーに話したところなんです。とりそばモリゾーでは4年ほどお世話になり、本当に多くのことを学ばせて頂きました。」
- 自店の場所は決めていたんですか?
「通勤圏内で広く探していて、この物件と出会いました。」
- 屋号「らーめん 結(むすぶ)」の由来は?
「ずっと考えていたんですがなかなか良いのが浮かばなくて、この物件が決まってから急に思いついたんです。今回、独立するとなれたのも、今までの出会ったり学んだりしたこと、全部の縁が結ばれて今の状態があると思いました。動詞で結(むすぶ)としているのは、これから先もそういうことの繰り返し。お客さんや業者さん、買い出しに行った時にすれ違う人達、全てのことが人生に影響してきて何かしら結ぶんだろうなと思ったからです。平仮名で『らーめん』としているのは香澄へのリスペクトです。」
- 自店の商品はいつ頃から決めていたんですか?
「香澄に入る前から清湯でしたいと決めていました。そして『ぎょぎょぎょ』や『香澄』でも魚介を使っていて僕も好きだったので、自店でも魚介を使いたいと思いました。動物系と魚介を使った清湯をメインで、他は煮干し醤油、まぜそば2種類を提供予定です。」
- 池上店主の一番大事にしていることは?
「味ももちろん大事なんですけど、お客さんとの結びつきを大事にしていきたいと思っています。」
◆店舗情報
らーめん 結
大阪府東大阪市永和2-24-20
twitter:https://twitter.com/ramenmusubu
オープン日:2022年6月11日
(取材・文・写真 KRK 令和4年6月7日)