今回取材するのは広島市の人気店「麺屋こくう」。昼はラーメン専門店、夜は肉割烹「酒池肉林」の二刀流をガチで貫いている話題のお店だ。昼のみ現れるその一杯は計算尽くされた淡麗スープが織りなす至高の構成。「麺屋こくう」今宮店主へKRK直撃インタビュー!
- ご出身は?
「広島です。」
- 料理の世界を選んだのは?
「料理を作るのが好きだったんです。それで18歳の頃、大学に通いながらアルバイトで和食店へ入りました。23歳で引き抜いてもらって店舗を任してもらいました。薬研堀で和食の路面店を7年ほどしていました。」
- 肉屋 酒池肉林を始めたのは?
「単純に肉が好きだったからですね。それで焼肉屋を最初にやってお肉の勉強をして、その経験と知識を和食へ還元していきたいなと思って肉割烹を始めました。」
- ラーメン屋をするまでの経緯は?
「ラーメンは昔から好きだったんですけど、本格的にハマったのは呼白さん(めん呼白)のラーメンを食べてからでしたね。こんなに美味しいラーメンがあるんだと驚きました。雑じゃなくて手を掛けてちゃんとロジックみたいなのがあって、そういう構成が面白くてハマりましたね。」
- それから自分でもラーメンが作りたくなったんですね?
「自己流で試行錯誤して作っていました。」
- それで昼のラーメン屋へ繋がるんですね。
「夜は肉屋さん(肉屋 酒池肉林)をしているので、昼だけラーメン専門でしようと思いました。その頃にはある程度、醤油も塩も自分の納得いくものができていました。」
2025年4月14日オープン
- 屋号「麺屋 こくう」の由来は?
「名前の由来は特になくて、虚空って漢字がかっこいいなと思いました。知り合いから平仮名と漢字の組み合わせがいいと聞いて、麺屋を漢字にして虚空を平仮名にしました。覚えやすいのがいいなとは思っていました。」
- オープン時のメニューは?
「塩と醤油の二本です。塩は微調整は繰り返していますがその頃からあまり変えていません。醤油はずっとイジっているので大分変わっていますね。」
- 今は醤油がメインになってきている?
「そうですね。呼白さんやpenguinさんも鶏清湯じゃないですか。当初はウチも鶏メインでしていましたが今は豚も強めに出しています。ウチでは麺も細麺と手揉み麺から選択可能です。醤油は手揉み麺推しですね。」
- 麺はどうしているんですか?
「今は製麺屋さんに小麦の配合など細かい注文をしてウチ専用麺を作ってもらっていますが、近々、自家製麺を始める予定です。」
- 食材への拘りは?
「広島の食材に拘らず、自分が美味しいと思うモノを全国から厳選して使っています。塩も4種類ほど、醤油も5種類くらい使っています。」
- 昼のラーメンは何食ほど?
「40食と決めています。杯数を決めて仕込みしないと夜が回らなくなるんです。ラーメンの仕込みの方が多いですからね。」
- 限定メニューも積極的に出しているんですね。
「限定はほぼ毎日しています。自分が食べ歩いて『こういう組み合わせができるのか?』とか、オマージュ系とかでしています。限定も最初は難しかったですね。ラーメンの脳みそと料理の脳みそがちょっと違っていたので新しい脳みそが必要だったんです。アジャストさせるまで時間はかかりましたね。」
- 限定メニューを毎日は大変ですね。
「僕はラーメン歴がまだ少ないので限定を色々してインプットしていっているという感じです。これはこれといった固定観念が無いので、今後ももっと変えていくと思います。不定期で限定メニューだけの夜営業もしています。」
- 特に人気ある限定メニューは?
「担々麺ですね。ウチの担々麺は広島で1番美味いと思っています。」
- 夜の肉屋ではラーメンを出していないんですか?
「コースの締めに麺を少し出しています。昼のラーメンとはまた違った麺を出しています。」
- ラーメン屋と肉屋の二刀流を今後も続ける?
「そうですね。腰掛けでやっていなくて、どっちもガチでしているので他の人ではなかなかできないと思います。自分で全部していますからね。」
- 今宮店主が一番大事にしていることは?
「自分がワクワクするかどうかです。料理って気持ちに左右されることもあるので、マンネリして作っているものより、ワクワクして『これどうや?』と作っているものを出していきたいです。」
◆店舗情報
麺屋 こくう
広島県広島市中区榎町5-1-2
https://www.instagram.com/menya_koku
オープン日:2025年4月14日
(取材・文・写真 KRK 令和8年3月31日)


