Vol.218:麦の空 GACHI SOBA DOJO


 今回取材するのは「麦の空 GACHI SOBA DOJO」。グランドオープンに向けて現在試験営業中のお店だ。注目すべきはこのお店の厨房にはあの伝説の「ガチ麺道場」上野店主(当サイト記事)が立つことだ。国内のラーメン店でミシュラン一つ星を獲得したのは現在4店のみ(2021年5月現在)。そして関東以外のお店で唯一獲得しているのが「ガチ麺道場」だ。

 「ミシュラン一つ星」獲得後、しばらくラーメンから離れていた上野店主だが、今回「真剣にラーメンに取り組みます!」と連絡がきたので久しぶりに話してみたくなった。「麦の空 GACHI SOBA DOJO」上野店主にKRK直撃インタビュー!


◆店舗情報

麦の空 GACHI SOBA DOJO

愛知県豊橋市神野新田町中道東246-1

instagram:https://www.instagram.com/muginosoragachisobadojo/

📍現在は曜日&杯数限定で試験営業中。営業情報は店SNSで要確認。

オープン日:2021年8月予定


◆上野店主への過去取材


- 現在プレ営業をされていますが、本オープンはいつ頃?

「諸事情により予定していた5月2日が無理になりまして、本オープンは8月頃を予定しています。現在は土日月の夜営業のみ試験営業をさせて頂いています。」

 

- ミシュラン一つ星獲得後にガチ麺道場を閉店して麦そば専門店「麦の上」をされていましたが、今回、再びラーメンをしようと思ったきっかけは?

「最大の理由は息子なんです。息子は焼き鳥屋をしていたんですが、『ラーメンをやりたいんだ』と言い出して焼き鳥屋で二毛作で色々考えてラーメンも提供していたんです。自分で麺も打って面白さに気づいたようですね。そして自家製麺に特化してラーメン屋を食べ歩いたりして更にラーメンを自分で作ることに興味が湧いたようで、焼き鳥屋をやめて本格的にラーメンをしたいと言ってきました。まさか息子がガチ麺道場の名前を引き継ぎたいと言ってくるとは思っていなかったので驚きましたね。相当反対したんですけど、本人が打ってる麺を食べて本気度を感じました。それで二代目ガチ麺道場という形で豊川市で2020年12月から始める事になりました。」

 

- その流れが今回の新店に繋がるんですね。

「今回、この物件の話をいただいて、もう一回ラーメンというものに向き合ってみたいなと思いました。元々、うち(麦の上)の駐車場問題とかもありまして、行く行くは移転してやりたいなという気持ちがありました。自分にとっても最後の冒険という気持ちです。最終的にはこの店も息子がやってくれるという期待もあります。」



- 屋号「麦の空 GACHI SOBA DOJO」の由来は?

「どこか『麦の上』の延長線上で、そしてもちろんガチ麺道場。アルファベットで付けました。」

 

- 商品は中華そばがメインに?

「ラーメンをすると決心した時に凄く悩みました。今まで僕がしてきたガチ麺道場の商品はどっちかと言えば健康第一主義で自家製麺ありきでやってきたんです。振り返ってみると僕のガチ麺道場でしていたラーメンは、ラーメンというカテゴリーの中にたまたま入れてもらっていた創作系の麺料理。そういえば今まで本気でラーメンに向き合っていなかったと気付きました。そう考えた時に浮かんだのが中華そばでした。中華そばという日本のラーメンの原点。中華そばを自分なりに食べ歩いて勉強して、中華そばに一から向き合いたいと思いました。今回は白湯とかはせず、堂々と中華そば専門店と名乗ってさせていただきます。」

 

- 麺も中華そばに寄せている感じですか?

「はい。塩に関してはバリバリの低加水。醤油にも醤油専門の麺を本オープンまでには完成させる予定です。製麺に関しては『麦の上』で無かんすいをすることによって格段に僕の知識や技術が上がった自信があります。」


- 最後に一言お願いします。

「今までの肩書きとかを認知して来られる方も多いかと思いますが、本当に新人のつもりで正しくガチに中華そばに向き合って歩んでいきたいと思っています。ぜひ中華そば専門店に足を運んでいただけたらと思います。宜しくお願い致します。」



 (取材・文・写真 KRK 令和3年5月1日)