Vol.170:ラ~メント~ク⑦


 集まれない、店に取材に行けない、ラーメンさえ食べに行けない!こんな逆境を逆手に取った新企画「ラ~メント~ク」。ラ~メント~クとは取材店とLINEやFacebookで専用グループを作り、その中で同時刻に集まりラーメントークをする企画。

 今回集まってくれたのは、東京・静岡・長野の3店主!3地域から参加のラ~メント~クの行方は一体、、、さぁ始まります!


◆本日のゲスト

・「KaneKichen Noodles」金田店主(東京)

・「らーめん豚鬼」西塚店主(静岡)

・「らぁ麺 麦一粒」高根店主(長野)

・司会:らの道P  2020.05.05@LINE


◆3店主の過去記事

「らーめん豚鬼」西塚店主

取材日:2018年9月

「らぁ麺 麦一粒」高根店主

取材日:2019年7月


◆自己紹介をお願いします。

●「らーめん豚鬼」西塚店主(以下「豚鬼」と略)

「静岡県浜松市にあるら〜めん豚鬼の西塚です。オープン5年目に入りました。」

 

●「カネキッチンヌードル」金田店主(以下「カネキッチン」と略」

「今年LAWSONから全国販売のカップヌードルをださせていただき好評でした東京都豊島区東長崎のカネキッチンヌードル金田です。」

 

●「らぁ麺 麦一粒」高根店主(以下「麦一粒」と略)

「長野県の松川村にあります、らぁ麺 麦一粒 高根です。宣伝………ないです(泣)」

 

- 3人は某店を通して知り合いなんですよね。非公表なのでこの話題はここで終わり(笑)


◆自店のラーメンの紹介をお願いします。

●豚鬼

「濃厚豚骨らーめん。臭み、油を極力おさえた濃厚な豚骨らーめんで、朝7時から営業しています。」

 

●麦一粒

「醤油らぁ麺です。来週から新しく地鶏を追加するので。」

 

●カネキッチン

「地鶏丹波黒どりと醤油と吊るし焼きチャーシュー、旨味、香り、余韻に拘ったらぁめんを追求する一杯。」



◆お互いのお店で食べた印象は?

●豚鬼

「高根さんのお店は去年行かせてもらいました。金田さんは、まだ行けてないです。

 高根さんのらーめんは、高根さんの人柄がでてる素晴らしいらーめんでした。浜松からも実は何人もリピートしてる知り合いがいるほどです。自信を持って、お客様に紹介しています。めちゃくちゃ好評です!」

 

●麦一粒

「すみません。お伺いできていません。金田さん、自分も吊るし焼きやりたいです。」

 

●カネキッチン

「吊るし焼きはやりすぎるとスープの邪魔するので、結構難しいですね。」

 

●カネキッチン

「豚鬼まだ行けてないです(すいません!)。麦一粒は麺の香りすすり心地最高!スープもクリアーな旨味が素晴らしく素材感もしっかりでていました。長野を代表する清湯ラーメン!」


◆最も影響を受けたお店は?

●豚鬼

「らーめん食べ歩きのきっかけになったのは、吉村家です。豚骨に関しては久留米の魁龍が衝撃的でした。」

 

●カネキッチン

「蔦のトリフ入る前、創作麺工房鳴龍が原点。中華そば四つ葉、飯田商店さんで更に衝撃受けました。最近はほん田さんのらぁめん」

 

●麦一粒

「くり山時代に毎週通っていた某店(非公表)です。」


◆未訪店で(お互いの店以外で)一番行きたいお店は?

●カネキッチン

「伊吹!煮干し嫌いだったのでほぼそっち系は行ってないんです。晴の大城さんは知り合いですけど。」

 

●豚鬼

「焔!めちゃくちゃ行きたいです!」

 

●カネキッチン >>豚鬼

「焔はオススメです!一品香城東店もオススメ!」

 

●麦一粒

「福井県のまほろばさんです。とても気になるお店です。」


◆もし他の地域でお店をするなら、どこでしたい?

●カネキッチン

「地元の埼玉県朝霞市」

 

●豚鬼

「地元の千葉でやってみたいです!」

 

●麦一粒

「自分も地元の千葉でやりたいです。」


◆質問が無くなってきたので、とりあえず私(インタビュアー)を褒めて下さい(笑)

●豚鬼

「口先だけでなく、本心かららーめん屋を応援してくれているらの道Pさんには本当に感謝しています。見返りを求めず、純粋に好きならーめんを盛り上げようと日々頑張ってくれていることが凄くありがたいです。これからも協力出来ることは協力させていただきます!全国にこれだけ繋がりがあり、他ではあり得ないコラボやスタンプラリーなど企画できるのも素晴らしいと思います!」

 

●カネキッチン

「以前に取材していただき自分の過去を振り返る事が出来て良かったです。前ばかり見て生きてきたのでいい分岐点だったかもしれません。自分がどうしてラーメンを始めたのかとかバックボーンやストーリーにこそ、その作られる一杯のラーメンの重みが伝わる気がします。そういう視点は今までの人にはなかった観点だと思います!なので素晴らしいと!」

 

●麦一粒

「以前お受けした店主にフォーカスした取材は他では決して見ることができない、業界が盛り上がる面白い企画だと思いました。」

 

●豚鬼

「らの道Pさんのお陰で金田さん(カネキッチン)や、高根さん(麦一粒)とも再会できましたしね。ありがとうございます。」

 

●カネキッチン

「知り合いが一人前になってゆくのもいいですよね。」

 

- 誉め言葉(笑)、ありがとうございます!


◆今の自分から、修業時代の自分にアドバイスするなら?

●カネキッチン

「今やれる事をしっかりとやりなさい。無駄な事は一切無いから全て今の自分の引き出しになる事だから。」

 

●麦一粒 >> カネキッチン

「金田さんがおっしゃた通り、無駄なことは一切ないと自分も思います。」

 

●豚鬼

「お客様が来て当たり前、自分は凄いんじゃないか?と勘違いするな。人気店にいると、つい勘違いしやすいですから。修行店(非公開)にいた時は、独立すれば簡単に繁盛店になれると勘違いしていました(笑)。」

 

●カネキッチン >>豚鬼

「西塚さんその通り!謙虚が一番。」

 

●麦一粒

「修行先のお店で働いているだけで、自分までが美味しいらぁ麺を作れるものだと勘違いしていました。目先だけではなく、深く勉強しろと言いたいです。」

 

- 深い言葉!

 

●カネキッチン

「勉強になります!」

 

●豚鬼

「昔の自分に聞かせてやりたいですね。」


◆皆さんにとって、ラーメンとは?

●豚鬼

「ゴールのないもの。死ぬまで勉強ですね。好きなことを仕事に出来てることは本当に幸せだと思います。」

 

●カネキッチン

「ラーメンとは、自分が社会にとって必要とされていると気づかされる最高の仕事。」

 

●豚鬼

「向き不向きより前向き。らーめん屋が自分に向いてるか?向いてないか?より前向きにやっていきたいですよね。」

 

●麦一粒

「らぁ麺とは、色々と考えさせてもらいましたが正解が無いものですかね。以前取材の時にもお話ししましたが、完璧なものはこの世にはないですから。完璧を求める姿勢だけがあるだけで正解がありませんから、まだまだ明日にやりたいことがあります。これからも考え続けられる仕事ですから、これ以上の楽しいことはありません。」

 

- 以上です。ありがとうございました!


 (取材・文・写真 KRK 令和2年5月5日)